第6回VFX技術者交流会 in 京都 - GDC情報編 -
少し前になりますが勉強会へのログを書きます。
関連資料リンク(一部抜粋)
直接VFXに関連する業務は数年以上無いのですが立場上判断がつかなくなることが
増えすぎるのはリスクだと思うので質が高い勉強会で持ってる情報の更新を
しておきたいので参加させてもらいました。
AAAタイトルの表現とか手法を見てるとこういった技術的な悩みにいつになったら
辿り着けるのかなと現状とのギャップにフラストレーションを少し覚えながら
聞かせてもらいました。
How to Energize People: Management 3.0ワークショップ体験
勉強会に参加させて頂きました。
会場:エムオーテックス株式会社
スライドはこちら
既に勉強会の記事を書いていらっしゃった方がいたので参考までに。
色んな手法のマネージメントを学びたいと思っていて参加しました。
最初のワークショップは仕事で得られる幸せを個々で記入。
エンゲージメントを日本語にうまく訳せてなかったようですが
検索してみると愛着心や思い入れと出てくることが多いようです。
日本では低いとされてますが何となく納得してます。
Management 3.0は人の幸せにフォーカスした考え方だと感じましたが
あまりに人により過ぎてて多少の違和感を覚えました。
ただ普段、誰がどういったことにやりがいを感じるのかとか
どういった分野の技術に興味があるのかどんなエンジニアになりたいと
思ってるかは把握出来る事でより力を発揮・成長を促せると思ってます。
適材適所で仕事をしてプロジェクトに最大限貢献してもらいつつ
誰かにより過ぎることなく各々の能力が出来る限り大きく伸ばせる環境。
言葉にするだけでも難しいことを体現しようとしてるけど出来ないとな。
ワークショップ2つ目は次の10項目を自分の基準で並べて何人かで話しあい。
私の順番は左から1~10
秩序,ゴール,権力,関係性,受容,自由,好奇心,名誉,熟達,地位
しっかり書いてある人の内容を見てからなのでひっぱられますね(笑)
意見をまとめる能力もあげていかないと。
自分の生産性と組織の生産性を向上するための8つの習慣
勉強会に参加させて頂きました、1日に2つ目の勉強会。
お昼もとらずの参加になるので迷いましたが参加してよかった。
スライドは早くも公開されていました。
既に落とし込んでいらっしゃる方もいたのでリンクを貼らせて頂きます。
「自分の生産性と組織の生産性を向上するための8つの習慣」に参加しました | 84zume Works
スライドにもありますが海外だとアジャイルの導入の比率が高いです。
アジャイル=成果のあがるシステムなのか?
成果とは何かを考えた場合,まずは売り上げになります。
ソフト総売り上げ本数を調べようと思いますが
海外のサイトであったため情報の信頼性を確認。
2月の売り上げを比較してみましたが誤差が数%未満
という状態なので信頼はある程度出来るかと思います。
Japan Weekly Video Game Chart, Week Ending 26th Feb 2017 - VGChartz
「NieR:Automata」19万8000本,「スーパーロボット大戦V」合計18万3000本の「ゲームソフト週間販売ランキング+」 - 4Gamer.net
話を戻してPS4/Oneでのソフト総売り上げ本数を調べてみました。
50位以内でランクインしている数が多い会社の所在地を列挙してみました。
途中でアジャイルが選択されているかを確認するには
その会社で該当プロジェクトの開発に従事した人に確認出来なければ
分からないですね。GDCに行って比率の高いアメリカの開発者と
会ってしまうのが手っ取り早いなという確信から来年は行きましょう!!
といっても終わったばっかりなので人づたいにたどりつけるか試してみるか。
あと誰かまわりまわって下記の会社で働いている方を紹介してもらえないかな~(笑)
<PS4>
12 Electronic Arts
アメリカ合衆国 カリフォルニア
9 Ubisoft
フランス カロントワール
6 Activision
アメリカ合衆国 カリフォルニア
<XboxOne>
12 Electronic Arts
アメリカ合衆国 カリフォルニア
11 Microsoft Game Studios
フランス カロントワール
話を戻して勉強会でwa-gileや文化について話が出ました。
そりゃそうだよな~と思いつつマインドセットをチームに学んで
もらう手法は今の自分に無いと思うのでこれを実践できるように
なればどの会社に移ってチームが入れ替わってもアジャイルが
導入出来るようになるなと確信。と同時にアジャイルの有用性は
数字に出せないとチームへの導入も出来ないので駄目だなと思いました。
結論ありきで書き始めないと内容がぶれますね~。
経営者のための「伸びる会社の作り方」
セミナーに参加させて頂きました。
内容はワークショップと識学(意識構造学)の話。
内容がアジャイルやスクラムよりもしっくり入ってくるのはなぜだろう?
認識が自分の思考に近いからだと思います。
熱意やモチベーション、責任感なんてものは社会人としてお金という
対価を貰う契約をした時点でプロが当たり前のように持つべきもので
あったり自分以外の誰かから与えられるべきものでは無いと考えてます。
私はかなりビジネスライクな人間だと思っていてプロとしての
行動がとれない人はスキルの有無に関わらず組織に必要ないと考えてます。
最近そう思う行動がよく見えてしまってるせいかな?
ついつい相手を傷つけないように配慮したりどうすれば伝わるかなと
考えてしまうが、これは問題の度合いに応じて適応するのは止めよう。
事実に対して間違っていると思ったことは現場を押さえて注意しよう。
協力者を得てからどうにかしようと思ってたが駄目だ!!
あるべき形は俺の発言で俺の責任を持って指摘して改善を促さなければ!!!
学ぶ・実行を常に考えながら思いつく限り全てに対して手を打つ。
ただひたすらに淡々と実行し続ける。
プロジェクトマネジメントの勘所
勉強会に参加させて頂きました。
セッションは2つ、スライドも公開されていました。
1−1:レガシープロジェクトでやる気を引き出す5つの工夫 森本 千佳子
http://www.slideshare.net/ChikakoMorimoto/devlove-71958383
1−2:心理的安全を保証されたチームづくり 粕谷 大輔
https://speakerdeck.com/daiksy/devloveguan-xi-puroziekutomanezimentofalsekan-suo
全体を通しての感想
森本さんのセッションを聞いてると修羅場を何度も潜り抜けてる感があって説得力が半端ない。PMOという言葉はこの勉強会で始めて知りました。何百・何千人で動くプロジェクトってどんなやり方なんだろう?そんなチームがパフォーマンスを発揮出来る環境作り、とても興味が深くきかせてもらいました。参考になりそうな本も紹介されてました。
粕谷さんのセッションは心理的安全の話、自分が欲しいと思っていたチームの雰囲気が言語化されたような内容でとても腹落ちしたセッションでした。過去に体育会系のマネージメントをした上での今は違うやり方をしているそうです。マネージメントも時代やチームによって維持しやすい形があるし模索する必要があるのかなと感じました。
森本さんチョイスのお勧めの書籍
- 作者: トム・デマルコ,ティモシー・リスター,伊豆原弓
- 出版社/メーカー: 日経BP社
- 発売日: 2003/12/23
- メディア: 単行本
- 購入: 7人 クリック: 110回
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粕谷さんチョイスのお勧めの書籍
チームが機能するとはどういうことか ― 「学習力」と「実行力」を高める実践アプローチ
- 作者: エイミー・C・エドモンドソン
- 出版社/メーカー: 英治出版
- 発売日: 2014/09/05
- メディア: Kindle版
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マネージャーによるメンタリングの話
マネージャの勉強会に参加させて頂きました。
セッションは2つ、スライドは見つかりませんでした。
1−1:開発中の失敗体験型新人教育と、中堅エンジニアへのメンタリング 森田 和則
1−2:検討中の「個性を活かして成果を最もあげるチームメンタリング」について話してみる 絹川 達也
全体を通しての感想
森田さんのセッションはちゃんと失敗させてあげるという内容がとても興味深かった。
ちょうど今年の新卒のメンターを任せることになってるんですが危なっかしいので何か本でも渡して体系的なことを教育のベースに持たせた上で関わってもらったほうがいい気がしてるのでとても参考になった。絹川さんのセッションは途中参加でまともな感想が出来ない状態でした><。
Regional Scrum Gathering Tokyo 2017 報告会
スクラム関連のイベントに参加してきました。
セッション・スライド資料はこんな感じ。
2−1:つらい問題に出会ったら 開原 隆弘
http://www.slideshare.net/kaihara_t/rsgt2017
2−2:Scrumありがとう、そしてさようなら-Scrum 破- kyon_mm
https://confengine.com/regional-scrum-gathering-tokyo-2017/proposal/3246/scrum-scrum-
2−3:結果的にスクラムになってる!なのがいいと思う! 椎葉光行
https://speakerdeck.com/bufferings/jie-guo-de-nisukuramuninatuteru-nafalsegaiitosi-u-number-rsgt2017
2−4:アジャイルカルチャーが組織に根付くまでの挑戦 中村 洋
https://speakerdeck.com/yohhatu/asiyairukarutiyakazu-zhi-nigen-fu-kumatefalsetiao-zhan
3:Regional Scrum Gathering Tokyoの雰囲気を味わう
ピザとお酒と一緒にスクラムについて色んな話やRegional Scrum Gathering Tokyo 2017の雰囲気などの話。
全体を通しての感想
スクラム推進派の方と会ったり話聞いてたりすると反ウォーターフォール?みたいなノリありませんか(笑)。本質としては最大限の利益を獲得できればウォーターフォール/スクラムでもどっちでもいいです。ただ手法として振り返りやユーザへの付加価値に目を向けることが日常的に組み込まれてる手法はときに変な拘りを持つエンジニアや若手エンジニアをコントロールするのに向いていると思う。私自身はスクラムの失敗経験からSCMを取得したりミニマムなチームでスクラムを実践したりはしているものの、そこから開発のしやすさ(気持ちよさ)が手に入ったことはあれどそれが最大限の利益を生み出すには至っていない。プロダクトやサービスの価値と開発手法に関連性がないならウォーターフォール/スクラムそれこそどちらでも良いことにならないだろうか。結論としては組織や開発メンバーのレベルに応じて手法を選択する必要があるのかなと思いました。
ちゃんとまとめられてる方がいらっしゃったので紹介しておきます。